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クリスマスの飾りで起きる子どもの事故を防ぐ(電飾・オーナメント・ツリー)

0歳1〜2歳3〜5歳
この記事でわかること
  • 電飾・オーナメント・ツリーで起きやすい事故と予防策
  • 誤飲やけがをしたときの連絡先と動き方
  • 目が離せない時期の親の気持ちの整え方

ツリーを出した日から、子どもが飾りに手を伸ばして、気づけば口に入れている。「やめて!」と何度も叫んでしまい、せっかくのクリスマス気分が台なしになる。そんな毎日に、疲れてしまうのは当たり前です。小さな子にとって、光るもの、ぶら下がるもの、きらきらしたものは、いちばん気になる存在です。この記事では、電飾、オーナメント、ツリーそれぞれで起きやすい事故と、家の中でできる予防策、万一のときの動き方をまとめます。全部を完璧にしなくても、危ないところから順に整えていけば大丈夫です。

電飾(イルミネーションライト)の事故を防ぐ

電飾はコードが長く、子どもが引っ張る、口に入れる、体に巻きつける、といった行動につながりやすい飾りです。

  • コードは手の届かない高さにまとめる:床をはうコードは、つまずきや絡まりの原因になります。壁沿いに固定するか、家具の裏を通しましょう。
  • コンセントや延長コードは、カバーや収納ボックスで隠す:ハイハイや伝い歩きの時期は、特に目を離さないようにします。
  • 傷んだ電飾は使わない:被膜がはがれている、プラグが熱くなる、ちらつくといった様子があれば、使用を中止します。
  • 電池式のライトは電池ケースのふたを確認:ふたが外れて電池が出てくると誤飲につながります。テープで固定しておくと安心です。
  • 寝るとき・外出時は、電源を切る:タイマーつきのコンセントを活用する方法もあります。
ボタン電池・マグネットの誤飲は緊急です

  • ボタン電池は、飲み込むと短時間で食道などを傷つけるおそれがあります。LEDキャンドルや光るオーナメントなどに使われていることがあります。
  • 強力な磁石も、複数個を飲み込むと腸に重い障害を起こすことがあります。
  • 誤飲したかもしれないときは、吐かせようとせず、すぐに医療機関に連絡して受診してください。

オーナメントと小物の事故を防ぐ

ツリーの飾りは、小さい、丸い、光る、という特徴が、赤ちゃんや幼児の興味とぴったり重なります。

飾りの種類 起こりやすい事故 予防の工夫
ガラス製のボール 割れて手足を切る、破片を口に入れる 低い位置には飾らず、割れにくい素材のものを選ぶ
小さなパーツ・ビーズ・モール 誤飲、窒息、先端でけがをする トイレットペーパーの芯を通る大きさのものは低い位置に飾らない
ひも状のもの・リボン 首や指に巻きつく 短くして、ベビーベッドや子どもが遊ぶ場所に置かない
食べ物の形の飾り・キャンディ 誤飲、食べ物と間違える 本物の食べ物は、ツリーに飾らない
フェイクの雪・スプレー 吸い込み、目に入る 子どもがいない場所で使い、使用後は換気する

飾る位置は、床から子どもが手を伸ばしても届かない高さを目安にしましょう。ツリーの下側は、割れにくく軽い飾りだけにするか、飾らないという選択もあります。

ツリーと家具の配置で転倒・やけどを防ぐ

子どもがツリーにつかまって引っ張り、倒れてくる事故も心配です。背の高いツリーは重心が高く、ぐらつきやすくなります。

  • ツリーは、子どもが通らない壁際や部屋のすみに置き、台座を安定させる。
  • 倒れそうな場合は、壁や家具に固定するか、ベビーサークルで囲う。
  • ストーブやヒーターの近くには置かない。火災ややけどの原因になります。
  • ろうそくやキャンドルを使う場合は、子どもの手が届かない場所に置き、火のついたままその場を離れない。
  • プレゼントの包装紙、リボン、ポリ袋は、開けたらすぐ片付ける。袋は、頭にかぶると窒息の危険があります。
  • ツリーの水や、本物のモミの木の葉は口に入れないよう注意します。

子どもを事故から守るための情報は、消費者庁「こどもの事故防止」やこども家庭庁「こどもの安全」にまとまっています。

年齢別・特に気をつけたいこと

  • 0歳(ハイハイ・つかまり立ち):床に近いものは何でも口に入れます。床から1メートル程度の高さまでは、飾りを置かないのが安心です。
  • 1〜2歳:引っ張る、登る、持ち運ぶ行動が増えます。ツリー本体とコードの固定を見直しましょう。
  • 3歳以上:好奇心から分解したり、電池を取り出したりすることがあります。「さわらない約束」を一緒に決め、触っていい飾りを別に用意するのも一案です。

片付けのときも油断しない

年明けの片付けでは、外したオーナメントや小さな部品が床に落ちたままになることがあります。ツリーを解体したあとは、床や家具の下を掃除機でかけ、小さなパーツが残っていないか確認しましょう。収納するときは、子どもの手の届かない棚や、ふたつきの箱に入れておくと安心です。

誤飲やけがをしたときの動き方

状況 まずやること
息が苦しそう、顔色が悪い、ぐったりしている、意識がもうろうとしている すぐ119番に連絡
ボタン電池・磁石・とがったものを飲み込んだ可能性 吐かせず、すぐ医療機関に連絡して受診
飾りの一部や食べ物、植物などを口に入れた 口の中のものを取り除き、様子を観察。日本中毒情報センターの中毒110番(大阪:072-727-2499、つくば:029-852-9999、一般の方は無料、365日24時間)に相談
ガラスで切った、やけどをした 出血は清潔なガーゼで圧迫。やけどは流水で冷やす。症状が強いときは受診
判断に迷う、夜間や休日で受診先がわからない 厚生労働省「子どもの症状は♯8000」に相談(実施時間は都道府県で異なります)

電話番号は変わることがあるため、お使いの前に公式サイトでも確認してください。この表は一般的な目安で、診断や治療の代わりにはなりません。

目が離せない時期の親が、疲れたときは

赤ちゃんから2歳ごろまでは、「見ていない一瞬」に何かを口に入れる時期です。毎日気を張っていれば、疲れてしまうのも当然です。「ちゃんと見ていなかった」と自分を責めないでください。事故を完全にゼロにするのは、どの家庭でも難しいことです。だからこそ、見張るより、環境を変えるほうが続けやすくなります。

  • 危ない飾りは、思い切って出さない。今年は壁に貼る飾りだけにする、という選択も立派な安全対策です。
  • ツリーを小さなものにして、棚の上に置く。
  • 子どもが寝ている時間に、飾りの点検と片付けをまとめて行う。

イライラして声が大きくなりそうなときは、子どもが安全な場所にいるのを確かめて、数十秒だけ離れて深呼吸してみてください。家族と見守りを交代するのも大切です。気持ちが重くなったときは、お住まいの市区町村の子育て支援センターや保健センターが相談に乗ってくれます。

公式リンク・相談先

まとめ

クリスマスの飾りは、電飾のコード、ボタン電池、小さなオーナメント、ツリーの転倒の4点に気をつけるだけでも、事故のリスクをぐっと減らせます。万一のときは、119番と中毒110番を頼ってください。飾りを減らしたり、出さなかったりしても、クリスマスの楽しさは変わりません。完璧を目指さず、できるところから整えていきましょう。おでかけ情報はクリスマス特集(全国のイベントを地図で)もどうぞ。

この記事について
おやこ日和 編集部

こども家庭庁・厚生労働省・各自治体や施設の公式情報を確認しながら、子育て中の家族に役立つ情報をお届けしています。内容の誤りや古い情報に気づいたら、お問い合わせからお知らせください。 編集方針

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